かけはぎ屋 の日記
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かけはぎ技術習得について
2016.12.31
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25年かけはぎ仕事してきて感じた事、言いたい事
かけはぎ技術習得は簡単じゃない
主婦とか他の仕事の片手間に習って直ぐ
仕事が出来る(稼げる)と思いますか?
そんな簡単なものではありません。
実戦経験が必要不可欠(引き出しを作るため)
素材、織り、色がら 等 種々雑多な依頼品が出ます。
ケースバイケースの対応が必要、引き出し持たないと
行き詰まるし苦しい!
たまたま通信で習った方と出会ったので言わせて頂くと
習っただけでは技術不足、どこかの場で実戦修行して
引き出しを増やさないと通用しないと思います。
(かけはぎ通信? ; 日記参照)
25年間の時代の流れ
団塊世代の定年退職、オフィスでのカジュアル化(背広離れ)
かけはぎ需要は年々下降線です。
需要が減れば職場(環境)も減る。
私は吉田かけはぎ店という仕事量豊富な場所で
しっかりした店主(師匠)の元、4年ちょと下請け修行
出来た事(20年以上前)を幸運に思ってます。
今、このような修行の場(引き出し増やす場)が
どれだけあるでしょうか・・・
そんな事を考えるとプロとしての技術習得はこれから
ますます困難になるのではないでしょうか
25年のかけはぎ仕事の原点
私のかけはぎ仕事は日本刺繍から
始まった(原点)と言えます。
たった6っヶ月程の習い事でしたが、
それがなかったら25年はありませんでした。
(日本刺繍 :日記参照)
(写真) 習って始めて練習用の布で刺繍したもの
25年以上経って、布は変色してますが
刺繍した部分はさほど色あせてません。
